特殊表面加工(PP加工)

フィルムを圧着し、より丈夫な印刷物に

特殊表面加工(PP加工)
PP加工とは
印刷後、フィルムを圧着する加工です。印刷面がフィルムで保護される形になるため、より破れにくく丈夫な仕上がりになります。
印刷物のイメージに合わせて、つやあり・つやなしなどの仕上がりを選べます。
PP加工は、雑誌・カタログの表紙や書籍カバー、ポスターなどに高級感を持たせたい場合などに利用されています。

PP加工の仕様

PP加工(ポリプロピレン加工/Poly-Propylene加工)とは、印刷された紙に接着剤を塗布して27ミクロンのフィルム(Poly-Propylene Film)を圧着させる加工です。

印刷物とPPフィルム

対応商品

斤量

135キロ以上の厚さのコート紙やマット紙、アートポスト(180kg・220kg)、ホワイトアートポスト(180kg・220kg)への加工が可能です。

加工面

オフセット印刷では、ペラものの場合は片面のみ・冊子ものの場合は表紙(表1・表4)のみとなります。
オンデマンド印刷では、商品によって異なります。

PP加工の種類

光沢PP加工(つやあり)

光沢PP加工は色彩をより鮮やかに見せたい場合に適した加工です。強い光沢感が得られ、格段に豪華な印象に仕上がります。

マットPP加工(つやなし)

マットPP加工はサラサラした手触りの品がある落ち着いた仕上りとなります。

仕上がりの比較

PP加工なし

コート135kgのPP加工なし

光沢PP加工(つやあり)

コート135kgの光沢PP加工

マットPP加工(つやなし)

コート135kgのマットPP加工

PP加工の注意事項

PP加工の特性上、下記のようなことが発生する場合があります。PPフィルムおよび印刷インクの特性の為、完全に防ぐことはできません。あらかじめご了承のうえ、ご利用ください。

  • ・加工後に、印刷物がそり返る場合があります。冊子の表紙などでも発生する場合があります。

  • ・印刷の仕上がりがPP加工を施していないものに比べて、色が濃く見えます。

  • ・高濃度の面積が大きいデザインの場合には、パウダーが白い点のように残る場合があります。

PP加工によるそり返し例